2017年9月2日土曜日

作家もこそっと書くブログ10 リアルツッコマニアは、もっといける!

上田です、tvkをご覧になった方向けの記事ですねこれは。

先ほど放送されたのは
「リアルツッコマニアで金丸の調子を整える旅」でした。

ツッコマニアというのは、これのこと。
我々ヨーロッパ企画が、数年前に世にはなった
渾身のiPhoneアプリで。
画面上のボケに、タッチしてツッコむという。

これは画期的なインターフェイスだ!と思っていたんですけど。
売れなさも画期的で。

しおたれておりましたら、数年後、ゲーム実況者の人たちが
これを取り沙汰してくれまして。
そしたらゲームの売れ行きの数百倍の人たちの目に触れたという。

そんな、我々にとっては、ある複雑な思いもはらんだ、
まあけど人目に触れないよりはよかったね、という
スマッシュヒット(売れ行きには関係ないけど)コンテンツなんです。
世代やクラスタによっては、これでヨーロッパ企画を知っている
(これでしか知らない)方々もいらっしゃるくらいで。

それの「リアル版」(つまり、役者が目の前で演じる版)を、
金丸くんに遊んでもらおう、という旅でした。
それで、公演前の金丸くんの調子を整えよう、という。

すると、調子を整えるどころか、完全体の金丸がやってきて。
お手本であるはずの酒井くんを凌駕する好ツッコミで、
役者陣をびっしゃびしゃのハチの巣にしてくれました。

いやあ面白かったです。
いい旅ですねこれは。安定感あるし。
酒井くんは、すこし霞んでしまいましたけど。

実はこの「リアルツッコマニア」、たびたび会議に上がる企画でして。

とくに「長回しリアルツッコマニア」を、いつかやろうよ!って
打ち合わせでは、ずいぶん前から言ってます。

それは、20分ぶんくらいのステージを用意して。
繰り出され続けるボケを、酒井くん、もしくは金丸くんが、
シューティングゲームみたいにツッコみつつ進む、っていう旅です。
トロッコに乗って進むお化け屋敷みたいな感じですね。
あれでリアルツッコマニアを長回しでやるっていう。

すごい面白そうなんですけど。
なにしろまあ、「仕込み」がタイヘンそうで。
20分ぶんの劇を、書いてリハーサルする、ようなもんですからね。
なので、「時間のあるときに、必ずやろう!」となったまま、
うっかりやらないでいる企画、でもあります。

でもこれは、いつかやります。
「笑ってはいけない」とか「キス我慢」みたいな。
ああいう、長丁場の耐久のやつって、
作るの大変そうですけど、やっぱり見ごたえありますし。
あんなの、暗い旅でもやれたらいいなあ、と。

ついでに。
「ツッコマニア」自体も、まだまだ世に出てもらいたいですね。
一応「ツッコマニア2(スポーツ編)」もリリースしたんですけど。
相変わらず、なんでやねんなセールスでして。
けどこれ、遊んだら面白いし、評判もいいですから。

もし、まだDLしてないけど気になる、っていう方は、
おためしに、
http://www.europe-studio.net/gamemovie/gamemovie.htm
の、「君こそ酒井だ」を、プレイしてみてください。
「ツッコマニア」の原型である、フラッシュゲームです。

ついでに「電流イライラ酒」も、おススメです。
いちど暗い旅でもプレイしましたけど。
これもいつか、iPhoneアプリにしたいですねえ。

そんなわけで。
ぜんぜん本編の裏話とか、書きませんでしたが。
リアルツッコマニアで金丸の調子を整える旅」を経て、
またもや夢が膨らむ、暗い旅(とヨーロッパ企画)でした。

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