上田です。
西垣さんと僕で、なんとなく週替わりで、
KBSとtvkでの放送のことを、交互に書いていきますね。
今週はtvkのこと。
先ほど放送されたのは、「トラウマ克服劇団の旅」でした。
KBSでは、去年のちょうど今ごろに放送された回。
京都の演劇人たちから過去のトラウマ体験談を聞きだし、
それの「裏ストーリー」を演じることで、傷を癒してあげる。
そんな「トラウマ克服劇団」が、4つのトラウマに挑む、という旅。
思わぬハートウォーミングな瞬間が見れた、というのが、
この旅の拾いものでした。
演劇の力とはすごいものだな、と。
ひとときでも、虚構が現実を塗り替えることってあるんですよね。
暗い旅は、「ドキュメンタリーバラエティ」でして。
けど、せっかく僕ら演劇人がやる番組ですから、
演劇人にしかできない要素を、できることなら入れたいな、と。
そう思いながら、旅を続けていて。
たとえばコント回がそうなんですが。
この「トラウマ克服劇団の旅」も、また別の、ひとつの答えだなと。
割とこれ、緊張する企画なんです。
脚本力や演技力が、まあまあ野に晒されるという。
言ったら一応、本業ですからね。
言ったら一応、本業ですからね。
冗談っぽくやってますけど、けっこう一同、本気は出していて。
これが本気か、というむきもありましょうが。
本公演でも、似たようなことをやっています。
特にまあ、「トラウマ克服劇団」は、
人の実際のトラウマを相手取るわけですから、
思いがけず、作劇の強度が要求されますし。
いい劇を見せれば、ゲストもいい顔をしてくれる。
そうでもない劇だと、ゲストの顔はやっぱり晴れない。
最後の九鬼そねみさんへの上演では、
軽くふざけにかかったら、案外シリアスなトラウマだったようで、
これは舐めてかかっちゃいけないな、と、背筋が伸びたものでした。
これは舐めてかかっちゃいけないな、と、背筋が伸びたものでした。
根深いやつは、くそSFでは癒し得ないのだと。
そんなわけで、これは大変、面白い旅です。
いや、人のトラウマを面白がっちゃあいけませんけど。
言ってみれば、現実が勝つか、物語が勝つかの、真剣勝負で。
一瞬でも、劇が涙拭くハンカチになれれば、素敵じゃありませんか。
一瞬でも、劇が涙拭くハンカチになれれば、素敵じゃありませんか。
本多くんは、ふざけているようにも見えますけど。
理不尽な現実と、演劇で果敢に戦う男の姿です。
理不尽な現実と、演劇で果敢に戦う男の姿です。
もっとやりたいですね。
第2回はわりとすぐにやりましたけど。
3回、4回と続けていけたらと。
もっと強めのトラウマにも出会いたいですし(怖いけど)、
長編だって作ってみたい。劇場で公演をするとか。
劇団員ももっと増やしてきたいですね。
かつてトラウマを克服した人が、こんどは劇団側に回るとか。
逆に、重いトラウマに取り込まれて、闇落ちするやつもいたりして。
夢は広がる、トラウマ克服劇団。
トラウマをお持ちの演劇人の方、お、お待ちしております。
第2回はわりとすぐにやりましたけど。
3回、4回と続けていけたらと。
もっと強めのトラウマにも出会いたいですし(怖いけど)、
長編だって作ってみたい。劇場で公演をするとか。
劇団員ももっと増やしてきたいですね。
かつてトラウマを克服した人が、こんどは劇団側に回るとか。
逆に、重いトラウマに取り込まれて、闇落ちするやつもいたりして。
夢は広がる、トラウマ克服劇団。
トラウマをお持ちの演劇人の方、お、お待ちしております。
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