2017年11月26日日曜日

作家もこそっと書くブログ14 始まったばかり。

上田です。
えーとまず、暗い旅ファンの皆様にお知らせです。

あのビックリマン狂こと向井記者がですね。


以前、グリーンハウス(ビックリマンの絵を描いている会社)さんに
ご自身の似顔絵を描いてもらっていて。


それのシール化(ご自身で作るということですね)を睨んでいる、
という話を、暗い旅の中でされていましたが。

先日、なんとそのグリーンハウスの方々(神々)を連れて、
ヨーロッパ企画の本公演「出てこようとしてるトロンプルイユ」に
お見えになりまして。

そのときに、「ついにシールを作りました!」と、
こちらを僕にくださいました。


ヘッドにしていやがる、と思いましたが。
着々と、夢をかなえておられる向井記者です。
こんな生き方がしたいものです。

ご報告でした。

さて、先ほどKBSさんでは
「川崎の工場街で酒井を萌えさせる旅」の再放送が。
そして、tvkさんでは、
暗い旅の第1回放送「裏を見ていく旅」の再放送が。
終わったところだと思います。

そう、tvkさんでは、今日から1週おきに、
昔の再放送シリーズが始まったんですよね。

「裏を見ていく旅」は、今から7年ほど前のものです。


角田さんのフリップの絵もこんなんです。
まだ番組のデザインが定まってないときですね。
そういえば、番組のタイトルも決まってなかったんじゃないかな。

ということで、そのことを書きますね。
今だから話せる裏話というやつです。

当時、KBSさんに企画を持ち込みまして。
僕らの番組を放送してもらえる、ということになり。
タイトルを、「ヨーロッパ企画の暗い旅」にしようとしたんです。

そしたらまあ、担当の方に、難色を示されてしまったんですね。
「暗い旅」というタイトルは、暗いんじゃないか、と。

もっともです。
あんまり、番組のタイトルで「暗い」がつくのって、ないですから。
「これじゃあ、イメージよくないし、
今後、スポンサーさんを付けたり、番組販売なんかにも、
差しさわりが出るんじゃないですかね」と。

その心配は、たしかにそうだし、ありがたかったんですけど。
でもやっぱりまあ、「暗い旅」がいいなあ、と思いまして。

で、折衷案で「ヨーロッパ企画の旅」はどうでしょう、という
方向に、なんとなく行きかけたんですよね。

けど、うーん、「暗い旅」がいいなあ、と。(頑固)

で、当時、うちの吉田社長と相談しまして。
たとえば、3カ月だけ「暗い旅」で行かせてもらって、
問題があれば変更する、というふうに頼んでみよう、となり。

そうお伝えすると、
「分かりました、じゃあとりあえずそうしてみますか」と
KBSさんにも言っていただき。

そしてなし崩し的に、今に至りましたとさ、という話です。

のらりくらりした話ですみません。
胸倉を掴みあったり、そんな話ではなかったですね。

でもやっぱり、暗い旅がよかったともちろん思っていますし。
スポンサーはいまだないですけども。
7年の時をへて、今こうしてtvkさんでもオンエアしてもらっている、
というのは、感慨深いものがあります。
「暗い」という文字が、ラテ欄に踊っておるぞよ、と。

そして、第1回「裏を見ていく旅」は、内容的にも、そういう
ささやかな決意表明、のようなものを込めたつもりでした。

それは、旅は身近なところに潜んでいる。
たとえばリモコンの裏なんかに。


それを過たず、じっくり掘り起こして見ていこうよ。
というようなことです。

なんだか暗い画面で、暗いことをやっている、
暗いタイトルの、暗い番組になりましたけど。
これが放送してもらえたなら、
いろいろ面白くなっていきそうだぞ、と思ったものです。
なにせこんな暗い番組ないですから。

けど、やっていて、
どんどん「裏」への感覚が鋭敏になっていくのは面白かったですし、
最後の「車の裏を見る」というのが、大スペクタクルに
感じられたのも、よしよし、と思ったものでした。
暗い旅は、こういう番組なのだ、と。


つまり、第1回では、
「テレビっぽく、がんばりすぎないことを、がんばった」
ということかもしれませんね。そうしておいてください。

それから7年がたち。
画面はすこし明るくなって。


変わったような、変わってないようなことをしています。


旅はまだ、始まったばかりだ!

2017年11月19日日曜日

KBS京都でもtvkでも!♯163「川崎の工場街で酒井を萌えさせる旅」

西垣です。
とうとうKBS京都とtvkで同時刻に新作の暗い旅が放送されることになりました!
めでたい!
なんで川崎なんだ?なんで酒井寄りの企画になったんだ?
そもそも同時放送記念ってなんだ?
って疑問をぶち破って、オンエアされました。

企画会議で、
「せっかくだったら、神奈川県で、何かしよう」ということになり、
まず思い浮かんだのが、横浜でのロケ。
ですけど…実は以前にもtvkで「もうすぐ暗い旅」という1分間のミニ枠で
横浜ロケをしていたのです、

例えば…

・横浜中華街の路地裏でプチアクションをする旅
趣のある中華街の路地裏でカンフーアクションを撮影しました。
やたら声の大きいおじさんがわちゃわちゃしている感じになりました。



・シュウマイダウトの旅
口から下を隠し、
シュウマイを食べているか、どうかを見分けるという旅です。
マイムどうこうより、匂いですぐバレました。
あと、石田先輩いい顔でした。


・赤レンガ倉庫を叩いてみる旅
横浜赤レンガ倉庫を叩いてみると、キノコが出てくる。
さらに、コインが出てくる、という企画です。
えーっと、あのー何がしたいのかわかりますかね?


 
こういうことです!

などなど、結構横浜ロケをしているのです。
今回の旅をきっかけにもっと神奈川県でロケしたいですね。
例えば、
湘南で、

・俺のサーフボードがない旅
・仏像の怒りをかってしまう旅
バレているかもしれませんが、タイトルしか思いついていません。
他にも
・天国かと思ったら野毛の旅
・ペリーに帰ってもらう旅
・猿島で猿の惑星を撮る旅
・1000年後のみなとみらいに来てしまった旅

まだまだ「旅」できそうですね。

2017年11月12日日曜日

作家もこそっと書くブログ13 かせきさんとの日々。

tvkさんが、「もうすぐ暗い旅」と「暗い旅」を合体させてくれました。
ナイスキメラ! 素敵な合成魔術をありがとうございます。

これでもう、本編を録画したつもりが、
「もうすぐ」だけが1分ほど録画されていて泣く、
なんてことはありません。
とはいえ録画に頼らずリアルタイムで観てくださいよね。

そんな痒い所に手が届く、マゴノテ、間違えた、tvkさんでは、
#158「かせきさいだぁMVアワードの旅」でした。


マゴノテの西垣くんが、この記事に、撮影後記を書いていますので、
別の切り口から鋭く斬りこまねばですね。

かせきさんとヨーロッパ企画のことを書いてみましょうか。
これまでのクロニクルっていいますか。

元々は、僕がファンだったんですよ。
CDショップで「ポップアート」を試聴して、大ショックを受けて。

(↑是非一度、ご視聴を!)

そして大学生のころ、「衛星都市へのサウダージ」っていう劇で、
(2000年、ヨーロッパ企画の第6回公演、ですね)
かせきさんの曲を「勝手に」に使わせてもらって、
それで劇中映像を紡いでいく、という狼藉を働いていたんです。


ちなみにタイトルもこれまた、かせきさんとゆかりの深い、
キリンジさんの曲「汗染みは淡いブルース」に出てくる、
歌詞のフレーズなんですよね。衛星都市へのサウダージ。

で、じつはヨーロッパ企画の現社長である、
吉田さんもかせきさんのファンで。
吉田さんが当時、スタッフをしていた扇町ミュージアムスクエアで、
かせきさんを呼んでイベントをやったりしていたことから、
まだまだ学生風情にもかかわらず、繋いでもらい、
お近づきになれたんです。

そこから、だんだん劇を観にきてもらうようになったりして。
そして、2007年の「衛星都市へのサウダージ」の再演のときには
かせきさんに、当時の狼藉をお詫びしつつ、
正式に、楽曲提供もしてもらえるように、なったんですよね。


チラシのキャッチコピーも、
「くだらなくも雄大なサーガ!
 SFガジェット総まくり!
 もはやこれは、過積載だぁ≡」などと、振るってます。

「かせきさいだぁ≡×上田誠 SFエンディングテーマ会議」
という当時の対談記事では、エンディング曲について相談してたり。

「君もアルカディアへ」っていう、CDつきのパンフレット
(劇中の小道具にもなってる。凝ってて素敵)を作ったり。


すっかりかせきさんの懐に潜りこむ形で、
色々がっつりとご一緒させてもらいました。
ちなみに、キリンジのお兄様とも、電話で繋いでいただき、
「君、勝手に僕の歌詞、使ってるらしいねえ」などと言われながら、
寛大にもご許可をいただいた、という。ありがとうございます。

そしてここからは、さらに深い交流が始まりまして。
ヨーロッパスタジオで、
「さいだぁ先生 ~さいだぁ先生のちょうどいい幸せ~」
という私小説を、連載していただいたり。

(ちなみに、久しぶりに今みてみましたら、
 こちらの表紙の推薦コメントが、今の奥様のしまおまほさんで、
 震えました)

「ショートショートムービーフェスティバル」で、
自主短編映画を、監督してもらったり。

(↑ハグトン出てます)

「京都ニューシネマ」では、今回の企画の原型であります、
「かせきさいだぁMVフェスティバル」を、開催させてもらったりなど。

(↑角田さんの優勝作品「ソーダフロート・シャドウ」)

よくもまあ、こんな無茶ぶりも無茶ぶりに、
お付き合いくださったなあ、という、面白い日々を経まして。

そして出会いから10年以上がたった、2017年。
今回こうして、暗い旅での「かせきさいだぁMVアワード」の
開催に、晴れやかにこぎつけた、という次第です。


右下のSのマークが泣けます。コラボに歴史あり、です。
一朝一夕ではできぬ放送に、そしてプロジェクトに、できたんではと。
23分の放送に対して、MV尺が15分あったので、
トークが正味8分でしたけど。

かせきさん、喜んでくださってたらいいなあ。
これからもますます、面白く絡ませていただけますよう。

2017年11月5日日曜日

♯162「口パクを気づかれない旅」tvkでは「六つ子ムービーアワードの旅」

西垣です。

KBS京都では「口パクを気づかれない旅」
tvkでは「六つ子ムービーアワードの旅」が放送されました。

六つ子ムービーアワードで、本領を発揮してくれた欣也さん。
暗い旅では、欣也さん、欣也さんと大フィーチャーしているのですが、
そもそもって誰なんだ!?ということもあると思いますので、
紹介したいと思います。
小林欣也さんは、京都大学出身で、酒井さんと同級生の36歳。
漫画家の江川達也さんのような風貌。


メガネをとった姿はりりしく『第2回バスタブでんぐり返し選手権の旅』では
『顔がかっこいい』というテロップが入った。



京都大学にある吉田寮で10年間暮らしていた。
大学卒業後も、たびたび吉田寮に出向き、
番組に出ませんか?とスカウトしてくる。

カシコラスイッチの旅では、ニワトリを飼っている在校生をスカウトし、
装置にニワトリを組み込んだ。


よくこの白い帽子をかぶっている。100円で買ったらしい。


結婚式などフォーマルな場面でも、かぶってきやがる。
麻雀がめっぽう強く、全国各地の雀荘を荒らしてまわった。
みんなで麻雀していても、冷静沈着で、たんたんと麻雀をしやがる。
あと、自主映画の撮影で、つながりがあるから前回と同じ服で、
と言っても、別の服を着てやがり、撮影を中断にさせやがる。





ラインやツイッターのアイコンに自撮りを使いくそやがる。

「蚊柱少年の旅」で欣也さんが使いたい本を
写真でください、とお願いすると、
自分の膝に写真を挟さみやがり、送ってきやがり、どういうつもりなのか。




悩みがあると、真剣に聞いてくれやがる、優しいやがる欣也さん。


次回の出演お待ちしています!