西垣です。
「熱闘!ホイロスタジアムの旅」に入りきらなかった、ものを
「もっとヨーロッパ企画の暗い旅」↓
で公開しています。
その「もっと」でも公開されなかった「もっともっと」
幽遠な未公開をお届けします。
カイジの『限定じゃんけん』ならぬ『欣也じゃんけん』。
欣也じゃんけん…
石田と酒井はお互いの「手」が分からない。
京都の怪優・小林欣也さんの表情やジェスチャーを頼りに、
制限時間に何度でも変えることができるじゃんけん。
1回戦目は「欣也さんの表情」を頼りに行いました。
質問をすると、表情で返してくれる。
結局最後に「俺勝ってる?」と質問をした石田さんが表情を読み取り勝利。
さてここからが未公開。
時間はわずか数分のゲーム。
しかし、そこにはいくつもの葛藤、駆け引き、エゴ、欺瞞が
うずまく人間模様が。
2回戦目は「欣也にサイン」。
石田さん、酒井さんがそれぞれ欣也さんにサインを仕込んでいいというもの。
※石田・酒井はお互いのサインは知らない。
ここからが欣也さんを悩ませる。
まず石田さんが支持したサインは、
手で顔を触り酒井さんの「手」を知らせてもらう。
「グー」
「チョキ」
「パー」
一方酒井さんが落とし込んだサインは、
足じゃんけんで相手に勝てる「手」を教えてもらうというもの。
ここで毒蝮・酒井さんはもう一つのサインを使った。
それは「最初から後ろを向け……」
背筋が寒くなった方も多いのではないだろうか。
欣也さんもこの表情。酒井さんは半分影で顔が隠れて、
悪代官のそれ。
つまり「石田にサインを見えなくする作戦。
自分のサインは足なので、確認が出来る」
容赦のない策略・まさにマムシ武将。
この勝負あった…と、思いきや!
試合開始直後。欣也さんは思わぬ行動に出た。
体をねじり出したのだ。
そう石田には顔をむけてサインを伝えたい!酒井には後ろを向けと指示されている。
さらに足じゃんけん。
義の男・欣也が選んだ道は「全部する」ということであった。
なんという律儀な男であろうか!
その判断で両者どちらにも伝わらず、思わぬ泥試合になってしまった。あっぱれ!
そして迎えた3回目は最終戦。
テーマは買収。サイン仕込み+欣也さんをお金で買収出来る。
またお互いには聞こえないように、こっそりサインを伝える。
石田さんは300円。
酒井さんはなんと1500円!
圧倒的な金額の差により、石田さんをひねりつぶすのか。
しかも酒井さんのサインはさっきの足じゃんけんに加えて、
「石田さんにウソのサインを教えろ」と、欣也さんに伝えた。
サインの中に毒をもったのだ!あわやこれまで石田さんが丸呑みにされておしまいか。
無情にもカウントがなされる。
もう石田さんが虫の息である。ああ。
古藤「2…」
古藤「1…」
古藤「ゼロ!ああっ!」
なんと直前で石田さんが手札を変えたのだ!
いったい何が起こったのだろうか!?
石田さんは財力で圧倒的に不利!
しかも、欣也さんからはウソのサインも
飛んでくる。なぜそんな中なぜ勝てたのか。
少し時間を巻き戻すと、
あのとき、欣也さんに送ったサインは「何も教えなくていい」
んん!?どういうことだ。
「何も教えなくていい。サインなんかいらない」と伝えた。
勝負を放り出したのか!?それともたまたま勝ったのか!?
いや石田さんの策略はこうだ。
『制限時間ぎりぎりで別の手をだす』
①欣也から酒井にはきっと正確なサインが送られる。
②つまり酒井が勝ち続ける状態がキープされる。
③直前まで勝せておいて、最後に変える。
そう!石田さんは欣也さんを捨てたのだった。
なんという奇襲!
お金多くもらっている酒井さんの味方をしたかったけど、
どうにもならなかったと、反省会。
またどこかで欣也じゃんけんに会いたいです。
それでは放送をお楽しみに!
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